知財コミュニケーション研究所代表の新井信昭です。
あなたの知財コミュニケーション力をアップするためのブログです。
知財が分かりづらいと誤解される一つの理由は、
概念をつかみづらいという点にあります。
つかみづらいなら、つかみやすいようにすればいい。
水は形がないからつかめないが、氷にすればつかめます。
たとえ話がとても有効です。
たとえば、説明しづらい商標権の「専用権」と「禁止権」。
「専用」だから自分だけで自由に使える、「禁止」だから他人に使わせない、
というのは勉強したから分かるのであって、
始めて聞く人にはなかなか腑に落ちません。
これをたとえば、「城」と城を囲む「堀」にたとえたらどうでしょう。
城には殿様と家来しか住めません。
堀の中には敵が入れません。
堀(禁止権)の範囲は商標権者が実質的に使用できるのだから
正確ではない、という専門家の聞こえそうです。
余り厳格に考えないでください。
始めて聞く人にザックリと理解してもらうためには、
思い切って端折ることも時には必要です。
今日も素晴らしい一日でありますように。
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