知財コミュニケーション研究所代表の新井信昭です。
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「特許法は、発明の保護及び利用を図ることにより、発明を奨励し、もって産業の発達に寄与することを目的としています」
ご存知、特許法1条の条文です。
2行ほどですからそれほど長い訳ではありませんが、
動詞や名詞などがいくつも出て来るので、
一回聞いただけでスッと頭に入る一文ではありません。
特許法1条は、特許法を勉強するときの目印。
どっちの方向に船を向けて漕いだらよいのかを示してくれる灯台です。
一文は短くすることが、分かりやすさの第一歩。
特許法1条を、たとえば次のように言い換えてみましょう。
「発明を活用したビジネスの活性化が特許法の目的です。そのためにはたくさんの発明が必要なので、
発明の保護・利用の仕組みを用意して発明を促します。上手に使えってビジネスを活性化しましょう」
文字数は多くなりますが、
一文が短くなることで、段階的に理解が進みます。最後に、「ビジネスの活性化」を繰り返すことで、特許法の目的と説明者の意図をしっかりと聞き手に伝えます。
本日も素晴らしい1日でありますように。
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