「100」を知らなければ「1」を教えられない

 

「1」を知っていれば「1」を教えられる、ではないと言われます。

色々な言い方がありますが、

確かに

「100」を知らなければ「1」を教えられないと思います。

 

特許法の「新規性」や「出願公開」という言葉を知っていても

それぞれの条文に書いてあることをおうむ返しするだけでは

なかなか伝わりません。

その場で口に出すかどうかはともかく、

どうして新規性が求められているのか、なぜ公開時期を1年半としたのか、

という知識を併せ持っていれば、説明に厚みが出てきます。

「分かりやすさ」は、伝える側の膨大な知識があることによって

はじめて生れるものです。

 

そういった知識があるからこそ、

分かってもらうためにはかえって邪魔な部分を思い切って省き、

「これはこういうことです」とキッパリ言い切れるわけです。

そうすれば、説得力も増してきます。

 

この反面、知識が少ない人の説明は

一番大事なところを伝えきれず

よけいな周辺情報まで伝えてしまうから、分かりづらくなってしまうのです。

自戒を込めていいますが、

伝える人はいつも勉強していなければなりません。